HandBrakeでAndroid用に動画を変換する際の設定

動画ファイルをAndroid用に変換して、移動中に見ようと思い立ちました。その際にちょっとはまったので備忘録として書き留めておきます。

自宅のPC環境はMacOS Xなので、動画変換ソフトウェアには「HandBrake」を使います。作業としては元の動画ファイルを開いた後、プリセットの「Regular」→「Normal」を選んで「Start」をクリックするだけ。でも、いざAndroid（Galaxy S II）に転送して再生すると、映像が縦に伸びているというか、幅が圧縮されているような…。MacOS上で再生する分には正常なんですが。はて？

困ったときにはGoogleでネット上の情報を検索…ということで、「Anamorphic」なる設定が要と知りました。再生時に映像を引き伸ばすような設定なんですな。前述のプリセットではそれが有効になっていたものの、Android側が対応していないので、引き伸ばさないままの幅で再生していた、と。

• 元動画：720×480
• 変換後：634×480
• 再生時：751×480

そうと分かれば設定を調整するのみ。「Picture Settings」→「Anamorphic」で「Strict」→「None」と変更して、「Keep Aspect Ratio」を設定。「Width」を720にすると、「Height」は自動的に464に。この状態で改めて「Start」。

• 元動画：720×480
• 変換後・再生時：720×464

変換後の動画はMacOSでもAndroidでも縦横比に違和感なく再生できました。本当はもっと適切な設定があるのでは？と思うものの、今回はこれで十分に綺麗なので、一件落着。通勤中にダーツ関連の動画を見たりしております。