エレコムの「ACAM-F01SBK」でアクションカメラに入門しました
入門っ
アクションカメラの定番と言えばGoProシリーズだと思いますが、相応のお値段…。いきなり本格的な機器を手にしても持て余すかも知れないので、まずは比較的お手頃な機器で入門してみることにしました。
選んだカメラはエレコムの「ACAM-F01SBK」。Full HDで撮影できて、水中撮影できる防水ケースが付録するセットです。自転車のハンドル用マウントと腕などに装着できるベルトも付属しますので、最小限の付属品は揃う感じでしょうか。
Wi-Fiに対応しないので遠隔モニターや遠隔操作はできませんし、一定間隔での静止画撮影(ライムラプス)もありません。動画と静止画のみをシンプルに使う機種ですね。
手ぶれ補正
手ぶれ補正機能を持たないので、撮影した動画をそのまま再生するとぶれぶれになります。エレコムのホームページから編集ソフトウェアをダウンロードできますが、そのソフトウェアにも手ぶれ補正機能はなく、別のソフトウェアで処理する必要があります。
実際に自転車のハンドルに取り付けて撮影した動画を、動画編集用のフリーウェア「VirtualDub」とそのプラグイン「DeShaker」で手ぶれを補正してみたところ、十分に滑らかな動画になりました。処理に時間はかかりますが、待つ価値はあります。設定を調整すればもう少しきれいにできるかも。動画編集には疎いので、ちょっと勉強してから実例を掲載しようかと。今回は下記のページを参考にさせていただきました。
利用場面
仕様によると満充電で約90分録画できるということなので、例えば自転車で長距離を走る際にずっと録画するのは厳しそうです。USBケーブルでモバイルバッテリーをつなぐと防水ケースを使えませんし。移動中にモバイルバッテリーで充電しておき、要所要所で短時間録画するのが良いかも。
micro SDHCカードの空き容量がなくなると録画が止まるため、ドライブレコーダーとしては使えないでしょう。その用途なら本来のドライブレコーダーを使うべきですね。ドライブ中に名所を通るとわかれば、その区間だけ撮影するならありかと。今度、やってみようっと。
長時間録画するなら大容量のmicro SDHCカードを複数枚用意することも必要でしょう。ノートPCも持参して適宜取り込みという手もありますが、荷物が重くなっちゃうし、手間もかかりますよね。
付属のマウント部品の根元はGoPro用のマウントと同じ規格になっていて、リュックの肩ベルトに付けるクリップ型マウントを利用できました。両手をあけた状態で歩きながら撮影でき、お出かけに便利かも。撮影した動画は言うまでもなく揺れまくるので、ソフトウェアで手ぶれを取り除かないと酔いますが…。
固定焦点でやや広角なレンズなので、三脚などで設置してスポーツの様子を撮影するにも向くようです。お子さんがサッカーや野球をやるようなら、試合の様子を撮影するとか。運動会にも使えると考えたものの、ズームできないので自分の子供に注目するのは無理ですね。全体の様子を記録しておき、ズーム撮影はスマートフォンやデジタルカメラに任せましょう。
お勧め
というわけで、「ACAM-F01SBK」は機能に制約があるものの、アクションカメラの入門機としては十分な性能ではないかと。ひとまずこれを試して、やりたいことができない、物足りないと感じるようならGoProなどへ移行してもいいんじゃないでしょうか?
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