Cygwinのgit-svnで取り出したEXEファイルを実行できました。
先日の「Cygwinのgit-svnで取り出したEXEファイルが実行不可能?」という記事にした一件は、ひとまず解決できました。Cygwinに固有の事情を把握しないまま使っていた、私自身が原因だったということで…。
- Cygwinのコマンドラインから「git svn clone」を実行して、Subversionのリポジトリから作業コピーを取得可能。
- 同じく「git svn rebase」を実行して、最新版への更新も可能。
- でもフォルダ内のEXEファイルを起動しようとすると、エラーが発生。
ネット上で検索を重ねて、原因がgitというよりCygwinそのものにあることが分かりました。Windowsのファイルシステムの上で、Unix風のアクセス権を実現する都合上、Windowsから見ると必要なアクセス権がない状況が発生するようです。
今回の症状は既存のSubversionからクローンを作る際にのみ発生するらしく、最初に解決しておけば済むと考えて、手作業で対処してみました。
- 「git svn clone」で作ったフォルダのプロパティを開きます。
- セキュリティタブに切り替えて、「詳細設定」ボタンをクリック。
- セキュリティの詳細設定の画面で、「アクセス許可の変更」をクリック。
- 「アクセス許可エントリ」のすべてを削除。
- 「このオブジェクトの親から継承可能なアクセス許可を含める」にチェック。
- 「子オブジェクトのアクセス許可すべてを、このオブジェクトからの継承可能なアクセス許可で置き換える」にもチェック。
- 各ウインドウを「OK」ボタンのクリックで閉じていき、設定完了。適用の確認を求めてきたら実施するように応答します。
これで、取り出したEXEファイルを実行できるようになりました。後は逆に、Cygwin上での操作に支障が出ないかどうかの確認が必要かな。もしどうしても問題が残るようなら、msysgitに移行するという方法も。
何はともあれ、目の前の問題が1つ減りました。残りの問題もサクサクと片付けていかねば。
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