オフラインのChromebookでSimplenoteを利用してみました。
Simplenoteとは
日頃からメモアプリ「Simplenote」を重宝しています。いわゆるクラウド上にあるメモアプリで、パソコンなどのWebブラウザーでSimplenoteのWebページを開くと、どの機器からでも自分のメモにアクセスできます。
前述のWeb版に加えてアプリ版もあり、私が使っている機器ではWindows用とAndroid用を使えます。アプリ版はクラウド上のメモと同期する仕組みになっていて、インターネット接続していないオフライン状態でもメモを読み書きできます。オフライン中の変更部分は次回のインターネット接続時に自動的に同期してくれるという便利な仕組みです。
残念なところ
何かと便利なSimplenoteですが惜しいことにChromeOS版のアプリはなく、ChromeOS搭載のノートPCであるChromebookでWeb版を使うにはインターネット接続が必須となります。せっかく持ち歩きに適しているChromebookなのに、出先でSimplenoteを使おうとするとスマートフォンのテザリングを使うなどしてインターネットに接続する手間が生じることになり、ちょっと面倒。WindowsやAndroidのタブレットではアプリ版を使えるだけに、残念なところです。
解決策の一例
そこで思い出したのがChromeOSでAndroidアプリを動かす機能。これを使ってChromebookでAndroid版を動かせます。ChromeOSのバージョン53以上で使えるそうで、2017年1月3日現在のChromeOSならStable版(安定版)でもその機能を利用できます。
使ってみました。
さっそくChromeOSのバージョンを確認して、Google PlayストアからAndroidアプリのSimplenoteをChromebookにインストールしてみました。インターネット接続なしでも手軽に手早くメモを読み書きできるのは便利ですね。既に同期済みのメモはオフラインでも参照できますし、とりあえずメモを追加または更新しておけば、後からクラウド上に保存してくれます。
試しにChromebook上で動いているSimplenoteアプリで文章を作ってみました。一通り使ってみて違和感はありません。全体の使い勝手はAndroid版と同じで、広い画面と物理キーボードを使える分だけ有利な印象を受けます。例えばRemixOSでAndroid版を利用するとこんな感じ?
今のところ唯一不便なのがキーボードの矢印キーのリピートが効かないこと。テキストカーソルを移動させるにはタッチパッド操作か画面タップの方が手っ取り早いでしょう。
これでスマートフォン(Android)、タブレット(Fire OS、Windows)、ノートPC(ChromeOS)、デスクトップPC(WIndows)のどれでもアプリ版のSimplenoteを利用できます。タブレットとノートPCについてはオフライン状態で使うことも多々あるので、その時でも不便なくアプリ版を使えるのは大いに助かります。便利なサービスおよびアプリの提供者各位に感謝です。
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