Linuxでトラックボール
Linux機のUSBマウスをトラックボールに替えました。なかなか快適。
職場ではDebian GNU/LinuxをインストールしたPCを常用しています。メールの読み書きや文書の作成、ソフトウェアの開発などほとんどの作業をLinux上で行っています。ただ、年のせい(^_^;か、肩や首が凝ることが多いので、作業環境を変えてみようと思い立ちました。
整理が苦手で机の上が狭いこともあって、以前にX68000で愛用していたトラックボールを試してみることに。量販店の店頭ではマウスに埋もれて影が薄いんですが、いくつかの製品の在庫がありました。事前にネットで調べて、評判が良いというロジテック(Logicool)のST-45UPiに決定。
Debian機では既にUSBマウスを使える状態なので、差し替えるだけで認識して使えるようになりました。ただ、このトラックボールにはホイールが無いので、スクロールが少々不便になりました。そこまでは考えていなかったので、これまたネットで検索して、X window systemの設定で対応する方法を入手。
/etc/X11/XF86Config-4のマウスの設定を下記のように変更することで、ボタンを押しながらのボール操作でホイールの機能を使えるようになりました。先人達に感謝。最終的には"man 4x mouse"でXFree86のマニュアルを参照して、省略できる設定はなるべく省いてあります。
Section "InputDevice"
Identifier "trackball"
Driver "mouse"
Option "Device" "/dev/input/mice"
Option "Protocol" "ExplorerPS/2"
Option "CorePointer"
Option "EmulateWheel" "true"
Option "EmulateWheelInertia" "30"
EndSection
これで、"▼"の刻印がある小さいボタン(大きな左ボタンのすぐ隣にある、本来はページダウンボタン)を押しながらボールを転がすと、ホイールと同じ動きになります。うーん、快適。
もうちょっと設定を加えると、ホイールの動作が縦だけじゃなくて横にも機能するんですが、試したらかえって使いにくかったので上記に落ち着きました。あと、反対側にある"▲"ボタンは本来のページアップボタンのままですが、押しにくいんでそのままにしてあります。
さて、これで作業効率が良くなるかな?
tosichanさん、おばんでございます。トラックボールに替えてずいぶんと快適になりましたよ。以前にシャープのX68000を使っていて、付属のマウス兼トラックボールを愛用していたこともあり、操作に戸惑うことはありませんでした。
操作する際はほとんど手首から先だけの動きになり、右手の負担は軽くなっていると思います。使用中のLogicool製ST-45UPiは左右ボタンが大きくて押しやすいし、ボールも操作していて気持ちいいですよ。ボールに勢いを付けて転がせばマウスポインタを大きく移動するのも一瞬ですし、細かい動きもお手のもの。ボタンを押す指が変わることに慣れられるかどうかでしょうか。
親指式のトラックボールならボタン操作はマウスと同じ指になりますが、該当するトラックボールの機種が少ないのが欠点のようです。量販店で買える親指式トラックボールは、Logicool製とMicrosoft製くらいでしょう。
使い始めはついつい力んでしまい、マウスより疲れる可能性がありますから、ゆったりと手を添えて使うように心掛けると良いようです。
トラックボールを使った経験がないようでしたら、ぜひ一度は実物に触れて試してみてください。
投稿情報: shukaku | 2005-06-25 22:23
最近トラックボールに興味があります。
デスクが狭いのと右手が腱鞘炎っぽいのが理由です(^^;)。
shukakuさんはトラックボールの使い勝手はいかがですか?
投稿情報: tosichan | 2005-06-25 20:44