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34 posts from 2007年12 月

2007-12-24

Eee PC ← ブログエディタ(Firefox)

そういえば、愛用しているFirefoxの拡張機能である「ScribeFire」には「Note」という機能がありました。それとFirefoxのオフラインモードを併用すれば、やりたいことを実現できるのでありました。

  1. Firefoxをオフラインモードに切り替えます。
  2. ScribeFireで記事を書きます。オフラインゆえ、カテゴリや過去の記事の情報は得られませんが、本文を書くだけなら大丈夫。
  3. 書き終えたら「Save as Note」で保存します。複数の記事がある時は、それらを全て「Note」に保存しておきます。
  4. ネットを使える状況になったら、Firefoxをオフラインモードを解除して、ScribeFireを開きます。
  5. Noteから下書きしておいた記事を選び、「Public to…」を選びます。複数の記事ならその数だけ繰り返します。
  6. 投稿に成功した記事はNoteから削除します。

先に挙げたBloGTKやThunderbirdより画面を広く使えるので、Eee PCで使うには有利です。しばらくはこの方法でやってみようかと。オンライン状態でも同じツールで使えて、覚えることが少なくて楽ですし。

残念なのは、オフライン時のカテゴリの設定や画像の挿入が不便なことですね。それさえどうにかなれば、もっと便利なんだけどなー。

Eee PC ← ブログエディタ?(Thunderbird)

    オフライン時に書き、オンライン時に投稿するということだけなら、メールによる投稿でも可能では?ということで、Eee PCに標準で入っているThunderbirdを使ってみました。

     
  1. Thunderbirdをオフラインモードに切り替えて記事を書きます。HTMLメールにしておくと、書式設定を記事に反映できます。
  2. 記事を書き終えたら送信しておきます。但し、オフラインモードなので実際には送信待ちメールとなります。
  3. ネットにつながる状況になったら、Thunderbirdのオフラインモードを解除します。すると保留中の操作がある旨の表示がでるので、実 行を指示します。これで投稿を行えます。複数のメールを書いておけば、まとめて投稿することもできます。
  4.  

事前にTypepad.jpの設定ページでモブログ(モバイル投稿)の設定を済ませておく必要があります。別にモバイル機器(PDAか携帯電話)からの送 信でなくても利用できるので、Eee PCからでも大丈夫。

何度か試して、これは使えそうな気がします。もっとも、Thunderbirdのメール編集ウインドウもEee PCの画面には大き過ぎるので、ちょっと狭いんですけどね。宛て先アドレス欄を1〜2件分だけに減らせれば、画面を広く使えるんだけどなぁ。

Eee PC ← ブログエディタ(BloGTK)

    オフライン状態でも記事を書けるプログラムはないかな?と思い、Debianパッケージを検索して、「BloGTK」というブログエディタを見付けまし た。しかしちょっと弱点が…。

  • もしかしてオフライン状態では記事の本文しか書けないのでしょうか?一度はネットに接続しないとカテゴリ一覧も出ませんし。
  • ウインドウの大きさがEee PC向けではないかも。ウインドウの高さが画面に収まらないので、使いにくい感じです。
  •  

…という訳で、ちょっと実用には厳しいかなぁ?PythonとGTKで書いてあるプログラムだそうで、見た目は格好良いんですけどねぇ。

2007-12-23

Eee PCでHamachiが機能しなくなった場合

Eee PCでHamachiを使っている際、ふと気付くと通信できなくなっているというか、VPNを利用しているプログラムが応答しなくなったりエラーを出したりすることがあります。

そういう場合には、Hamachiを一度オフラインにして、一拍置いてから再度オンラインにすると復旧します。gHamachiを使っているならネットワーク名の右クリックメニューで、ターミナルのコマンドラインからなら、「hamachi go-offline」と「hamachi go-online」で。

どうしてVPN接続が切れる(無効になる?)のかは不明ですが、とりあえず便利に使えています。

追記(2008.01.04):何となく、という程度の話ですが、gHamachiを使わずにコマンドラインからhamachiを動かす方が安定しているような気がします。本当に「気がする」程度ではあるものの、接続が切れにくくなったような…。

Eee PCの方が速い?

Gyaoのスピードテストで無線LANの通信速度を測定してみたら、数世代前のVAIO Type SよりEee PCの方が好成績でした。どっちも11gで、同一のアクセスポイン トなんですけどねぇ。VAIOの方はウイルスバスターのパーソナルファイアウォー ルが動作している分だけ不利?うーん、謎です。

jEdit→Windows

仕事で使うテキストエディタとしては、Linux(Debian)機でemacsを愛用しています。Windows機でテキストファイルを編集する際には標準のメモ帳やワードパッドで間に合わせていました。

しかし最近、ちょっと長いファイルやShift JIS以外の文字コードのファイルを扱う機会が増えたので、ネットで評判が良いらしい「jEdit」を試しています。これ、いいですね。

TrueTypeフォントでスムージング(アンチエイリアス)を有効にすると見た目も美しく、使い勝手もよろしいのではないかと。SSHとかFTPに対応するプラグインもあるのですが、そこまではまだ凝っていません。近いうちにやってみなくては。

ただ、メモ帳のように画面の右端で長い行を折り返すという設定を未だに見付けていません。どこで設定するんだろう…?

2007-12-21

Eee PC ← Hamachi

携帯電話でも通信できるし、公衆無線LANを使う機会もあるかも知れないし、ということで安全のためにVPNを導入してみます。Debianの公式パッケージになっているOpenVPNを使うのが良さそうではあるものの、自分でVPNサーバ機も用意する必要がありますし、設定が少々複雑です。(一度やってみれば分かるくらいの難易度ですけどね。)そこで手軽さを優先して「Hamachi」を使うことにしました。

  1. まずHamachiの公式サイトからLinux版をダウンロードします。「今すぐダウンロード」→「登録をせずにファイルのリストへ移動」→「Linux」と辿り、「ダウンロード(コンソール版)」をダウンロードします。
  2. 前述のダウンロードボタンの右側にあるリンク「gHamachi, an unofficial graphical frontend」のページから「gHamachi」もダウンロードしておきます。Eee PCの場合はGTK 2用を入手します。
  3. 上記の2つのファイルをEee PCの適当はディレクトリに転送しておきます。SDカードやUSBメモリにあっても構いません。
  4. Alt+Ctrl+Tでターミナルを開いて、「sudo apt-get install make binutils」を実行します。
  5. 「cd /dev」「sudo mkdir net」「sudo mknod net/tun c 10 200」を実行します。(Debian的にはvtunパッケージやMAKEDEVコマンドを使うのですが、どちらともエラーになってしまうので。ASUSのカスタマイズに起因?)
  6. ダウンロードしたファイルのあるディレクトリに移動して、「tar zxvf hamachi-0.9.9.9-20-lnx.tar.gz」を実行します。
  7. 展開してできたディレクトリ「hamachi-0.9.9.9-20-lnx」に移動して、「sudo make install」を実行します。インストールはこれだけです。
  8. 「cd ..」で元のディレクトリに戻り、「tar zxvf gHamachi_gtk2.tar.gz」を実行します。展開してできたファイルを「./ghamachi」で起動します。
  9. 「tuncfg」の実行を確認してきたら、「Yes」と答えます。
  10. 初期設定が存在しないことを通知して、新規に設定を作るか?と尋ねてくるので、「Yes」と答えます。
  11. gHamachiのウインドウが開きます。これ以降の手順はWindows版のHamachiクライアントとほぼ同じです。Hamachi公式サイトの情報などを参考に設定してください。

設定を終えて新規のネットワークを作るか、既存のネットワークに参加すれば、VPNを通じて安全に通信できます(できるはずです)。実際に自分用のネットワークを新規作成して、そこに複数のPC(いずれもHamachiクライアントをインストール、設定済み)を参加させてみました。何ら支障なく稼動しています。これはいいかも。(^_^)

Eee PC ← W52T(au)

Eee PCは無線LAN内蔵ゆえ、出先でも公衆無線LANを利用できる場所なら通信手段には困りません。しかし、ここ札幌では都心部はともかく、まだまだそういった場所は少ないのが現状です。

えりえりさんはイーモバイルの通信アダプタを使う方法を記していらっしゃいますが、それなりの利用頻度でないと費用がもったいないので、手持ちの携帯電話をつないでみることにしました。

標準で「bluez」というBluetoothを利用するためのソフトウェアが入っているようなので、W52TのようにBluetooth対応の携帯電話ならそれで接続できるかも知れません。もっとも、その場合は別途にUSB接続のBluetoothアダプタ(ドングル)が必要となります。(興味はあるので、いずれ挑戦してみたいな、と。)

今回はもっと簡単に、W52Tに付属している通信ケーブルを使います。手順は簡単。(訂正:下記のipaqモジュールの組み込みは不要でした。)

  1. (例によって)Alt+Ctrl+Tでターミナルを出します。
  2. 「sudo apt-get install modconf」を実行します。(ネットワーク経由でDebianのパッケージをダウンロードしますので、そのための設定は終わっているという前提で。)
  3. 「sudo modconf」を実行します。
  4. カテゴリの選択画面になりますので、「kernel/drivers/usb/serial」を選択して「了解」または「OK」を選択します。
  5. モジュールの選択画面になりますので、「ipaq」を選択して「了解」または「OK」を選択します。
  6. 確認に対して「はい」または「Yes」と答え、オプションは空欄のまま先へ進みます。正常に組込まれた旨の表示が出れば、接続の準備は完了です。
  7. 「Exit」の選択を繰り返してmodconfを終了します。

上記の手順は1度だけ行います。システムの設定ファイルに記録するので、再起動後も自動的にipaqモジュールを読み込んでくれます。

次にW52TとEee PCをUSBケーブルで接続します。W52T側ではPacketWINモデムモードを選択します。これでEee PC側では「/dev/ttyACM0」というデバイスができているはずです。これがモデムに相当します。あとはPPPの設定を施します。

  1. ホーム画面のInternetタブにあるNetworkを選びます。
  2. 「Create…」を押して出た画面で「Dial-up」を選んで先に進みます。
  3. 「/dev/ttyACM0」を選んで次の画面へ。
  4. これ以降の設定は利用するプロバイダに合わせて適切に。PacketWIN対応のプロバイダであれば「モバイル接続の設定」のようなサポートページがあるでしょう。プロバイダがPacketWIN非対応なら、au.NETという選択肢も。

設定を終えたら、今作った接続をネットワーク一覧から選び、「Connect」を指示します。設定が正しければ、数秒でインターネットにつながります。あとはパケット料金に気を付けて(^_^;利用するだけです。

日常的に出先での通信を行う人であれば、イーモバイルやウィルコムの通信サービスの方が有利でしょう。でも安くなったとはいえ毎月の基本料金がもったいないので、私のようにたまーに出先で通信する程度だと、その月だけパケット料金が増える方が有利だったりします。

ある程度の利用は見込むものの頻度がばらばらという人なら、bモバイルのプリペイド方式のUSBアダプタという方法もありますね。それもEee PCで使えるのかなぁ?

訂正:上記の手順でカーネルモジュール「ipaq」を組み込む手順を示しましたが、携帯電話での通信には無関係でした。私の勘違いと思い込みだったようです。既に組み込んでしまったのを取り消したい場合は、上記と同じくmodconfでipaqを選択してください。組み込んであるモジュールを取り外す操作になります。

CtrlキーとCapsLockキーの交換

Eee PCはせっかく(?)英語配列のキーボードを備えているのですから、やはりCtrlキーは「A」の隣になきゃ!ということで、CapsLockキーを配置を交換することにしました。

xmodmapコマンドでキーの割り当てを入れ替えるというのも手ですが、CtrlとCapsLockの交換ならX window systemの設定に1行加えるだけで済みます。

  1. Alt+Ctrl+Tでターミナルを出します。
  2. 「sudo vi /etc/X11/xorg.conf」でXの設定ファイルを開きます。
  3. 下図の部分の「Option "XkbOptions" "ctrl:swapcaps"」の1行を追加します。
    Xorgconfswapcaps
  4. 設定ファイルを保存して編集を終了します。

これでシステムを再起動させると、その時点から「A」の左隣がCtrlキーになり、今までのCtrlキーがCapsLockキーになります。CapsLockキーを使わない人の場合には、前述の「ctrl:swapcaps」を「ctrl:nocaps」に変えると、両方のキーがともにCtrlキーになります。どちらにするかはお好みで。

なぜか英語配列のキーボードの馴染んでしまい、今も公私ともに自分で使うキーボードは全て英語配列という私にとって、この交換作業はLinuxでもWindowsでも必須となっています。職場でも自前のHappy Hacking Keyboardを愛用中。(^_^)

Eee PC ← 日本語ロケール

Eee PCの英語版は初期状態で文字コードとして「UTF-8」を使うようになっていますので、そのままでも日本語を扱えます。しかし「日本語化」するのであれば、国の識別も「日本」にしたいなぁ、ということで、システムの設定をちょいと変更します。手順は簡単。

  1. Alt+Ctrl+Tでターミナルを開いて、「sudo dpkg-reconfigure locles」を実行します。
  2. ロケール(地域名と文字コードの組み合わせ)の一覧が出たら、「ja_JP.UTF-8」にカーソルを移動させます。
  3. スペースバーで「*」を出して(付けて)、Tabキーで「OK」へカーソルを移してEnterキー。
  4. システムの初期値を尋ねてきますので、「ja_JP.UTF-8」を選んで「OK」。しばらくして「Generation complete.」と出たら設定終了です。

システムを再起動すると、システム全体が日本語モード(?)になっています。

変更前の日時表示とmanコマンド
Dateen Manen

変更後の日時表示とmanコマンド
Dateja Manja

とはいえ、あくまでもシステムの既定値を変更するのであって、そもそも日本語の表示情報を備えていない部分は英語表示のままになります。個人的にはmanコマンドを日本語で参照できるだけでも嬉しいですな。

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登録年月 10/2005