Google Chromeのフォント表示をCSSで調整してみました。
公私共に、WindowsでもMacOSでもLinuxでも、WebブラウザにはGoogle Chrome(Chromium)を愛用しているshukakuです。こんにちは。
先日の更新でVersion 22になってからだと思いますが、Windows7上でMacTypeを併用しても、文字の表示がやや薄い(細い)感じになりました。FirefoxやIEではMacTypeの効果が見えるので、Windows版のChromeで文字の描画に何らかの変更が?
「chrome://flags」で呼び出せる画面で設定を変えると元に戻るのかも知れませんが、Windowsでしか困っていないし、あまり時間も…ということで、CSSで工夫してみました。
設定ファイル「Custom.css」を編集して、下記のようにスタイル指定を追加しました。
* {
font-family: "Migu 1C";
text-shadow: 0px 0px 1px #888 !important;
}
要は文字に灰色の影を設定して、ちょっと太く(濃く)見えるようにしたもので、結果は(個人的には)上々でした。太すぎたりぼやけたりすることはなく、十分に見やすくなりました。文字色や背景色に関係なく灰色の影を落としますが、今のところは違和感無し。
「#888」の部分を省略すると、自動的に文字の色で影をつけてくれるのですが、その場合には文字と同じ濃さの色になるため、ちょっと強すぎるのでした。濃さか透明度だけ変えられればいいんですけどね。
ちなみにfont-familyを指定しているのは、Chromeの設定よりWebページでのフォント指定が優先されるのが嬉しくないことがあり、それを更に好みのフォントに変えるための設定。ただ、フォント指定を強制的に変えると、表示が乱れるWebページもあるようなので、「!important」は設定していません。
ついでに、下記の指定も加えてみました。
textarea {
font-family: "Migu 1M" !important;
line-height: 120%;
}
これでGmailのメール編集画面など、複数行のテキスト入力の際に等幅フォントを使うようになります。font-familyでのフォント名指定は、好みや環境に応じて変更を。
更についでに下記も追加。(追記:当初は「div.ii.gt.adP.adO div」としていましたが、文中のリンクなどが等幅ではなくなるため、「*」に変更しました。)
div.ii.gt.adP.adO * {
font-family: "Migu 1M" !important;
line-height: 130%;
}
これでGmailのメール本文を等幅フォントで表示するようになります。罫線を使ったり、桁位置を縦に揃えたメールもあるので、等幅フォントだとずれなくて見やすくなりますね。
というわけで、機能拡張を追加すれば簡単な工夫だと思いますが、標準の機能でできることはやってみようということで、色々と工夫しております。
なお、Custom.cssの所在は下記の辺り。
- MacOS:/Users/ユーザ名/Library/Application Support/Google/Chrome/Default/User StyleSheets
- Windows7:C:\Users\ユーザ名\AppData\Local\Google\Chrome\User Data\Default\User
StyleSheets
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