FMCakeMixを使ってCakePHPからファイルメーカーサーバにアクセスできました!
最近、Webアプリケーション開発ツール「CakePHP」を利用しています。Linux+Apache+MySQL+PHPという典型的なサーバ構成において、CakePHPは簡単に導入できる上に、必要な処理を少ない手間で実装できるので、とても助かっています。
併用と問題
しかし現状においては問題がありました。今後の情報はMySQLに格納するとしても、既存の様々な情報がファイルメーカーサーバに蓄積してあります。それら既存の情報を引き継ぐのであれば、一旦取り出してMySQLに取り込むという作業で対処できます。でもファイルメーカーのスクリプトで実装してある機能をすぐにCakePHPへ移植するのはほぼ不可能。やればできるでしょうけれども、人的・時間的な問題があり、当面はファイルメーカーも併用する必要が。
両者を個別に使うことにすると、利用者にとってはかなり手間がかかります。全く別のシステムであればまだしも、ファイルメーカーで稼働しているシステムの情報をCakePHPで実装する機能で利用するとなると、手動での転記(コピー&ペースト)ということになりかねません。その辺りで担当者一同、困っておりました。
対策と解決
ファイルメーカーサーバにはPHP対応の機能があるので、当初はCakePHPからWebページをアクセスする要領でファイルメーカー側の機能を利用しようかと考えていました。API的な専用URLを設けて、そこを通じて情報のやりとりを行えば…と。
そんな中、同僚がFMCakeMixを見付けてくれました。それを使うとCakePHPからMySQLを利用するのと同じ感覚で、ファイルメーカーのDBをアクセスできる!視野が狭くなっていた私には思い至りませんでした。いかんですなぁ。
公式にはCakePHP 1.xが対象環境ですが、有志によってCakaPHP 2.xでも使えるようになっていました。同僚に試してもらい、既存DBの読み書きに問題が無いことも確認。これは実にありがたい♪
多謝!
FMCakeMix(CakePHP 2.x対応版)のおかげで、実装において大きな手間がかかると予想していた部分がほぼ解決して、開発全体においてとても助かりました。利用者の負担は軽くなりますし、該当機能をCakePHPへ統合するまでの間、既存のファイルメーカーによる実装を活かすことができ、開発・運用担当者の負担も減ります。
こういった場面に遭遇する度に思うことですが、先駆者の成果に感謝!
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