〔レビュー〕8インチAndroidタブレット Huewai MediaPad T3 8 LTE版
旧機種のMediaPad T2を持っているけど、新機種のT3も気になる…という方はいらっしゃるでしょうか?今回は手元の両機種を比べつつレビューを記してみます。
画面
T3になって画面の解像度は下がっています。T2が1920×1200ドットなのに対して、T3は1280×800ドットに低下しています。とはいえ、自分では解像度の低下が気にならずに使えています。高画質を求める人だと解像度の違いが気になるかも。
TwoMon USBのような「タブレットをPCのセカンドモニターにするアプリ」を使う場合にはT3の解像度のほうがむしろ見やすく感じます。
寸法・重量
T3とT2の筐体の大きさおよび重さはほぼ同じ。T2は約211×125×8mm、約350g。T3は約209×123×8mm、約340g。自分では鞄に入れたり手に持ったりしても違いが分からない程度です。
機種別のケースや液晶保護フィルムは別の商品になりますので、通信販売を利用する際にはご注意を。
仮想キーボード
T3に物理キーボードをつないだ状態では、画面上に仮想キーボードを出さずに文字を入力できます。T2で個人的に唯一の不満がこの点でした。Bluetoothキーボードを接続しても常に画面の仮想キーボードが出ていたので、画面が狭くて…。
T3ではBluetoothキーボードをつないで画面全体を作業に使えて快適です。この不満が解消したのが買い替えの最大の動機だったりします。気軽に持ち歩けるキーボード環境が快適に使えて嬉しい♪
OS
OSがAndroid 6.0から同 7.0に上がっています。前述の仮想キーボードの設定もそうですが、OSが新しくなったことによる違いはちらほらと。全体としての使い勝手は同じような感じでしょう。設定項目の違いに戸惑う程度かな。
CPU
プロセッサーの性能はほぼ同じ?T2はCPUがMSM8939 オクタコアで、メモリーは2GB。T3はCPUがSnapdragon425 クアッドコアで、メモリーは同じく2GB。自分にとってはどちらも十分軽快で、体感速度の違いは感じないですね。Web閲覧、文書作成、メール処理といった軽めの処理ならサクサクと快適に動作します。
3D表示のゲームのような重い処理はやらせていないので、そういった用途についてはコメントを控えておきます。仕様を考えると軽作業用のタブレットでしょうね。
電池
電池の持ち具合もT3とT2でほぼ同等な印象。計測はしておらず体感的なものですが。新旧の両機種ともに一日のうちに充電池が尽きるような使い方はしていませんが、電池の減り具合を見る限りは似たような印象かな。
モバイルバッテリーがあれば、移動中に充電したり、充電しながら使ったりできますので、長時間の外出や旅行でも電源の心配はなさそうです。充電端子はmicroUSBです。Type-Cではないので、手持ちの周辺機器を使える人が多そうですね。
付属品
T3は付属品が嬉しいなぁ。T3にはスタンド機能付きのタブレットケースが付属します。ちょっと重さは増すものの、画面の保護や使い勝手の向上に役立ちますよ。液晶画面には出荷時に光沢型の保護フィルムを貼ってあるそうで、好みに合うようなら剥がさずにそのまま使うことで画面の保護とフィルム代の削減につながります。
私は反射防止型のフィルムが好みなので、貼ってあるフィルムを剥がして張り替えようと思いましたが、あまりにぴったり貼ってあって剥がせませんでした。諦めてその上に反射防止型のフィルムを貼っちゃいましたが、今のところ操作に支障はなく、画面もきれいに見えています。
出荷時のフィルムについては、メーカーさんがもっと宣伝していいと思うんですよ。ぴったりきれいに貼ってあるし、見た限り質も良さそうだし。自分の顔や証明などの映り込みが気になるのと、指滑りが今一つなのが惜しいところですが、光沢型ゆえしかたないでしょうね。
LTEモデル
T2はWi-Fiモデルを選びましたが、T3はLTEモデルにしました。格安SIMを入れてどこでもインターネットという使い方を試してみたかったのです。スマートフォン(au)の料金プランを「ぴたっとプラン」に変えたこともあり、テザリングでデータ使用量が増えるのを避けたかったという理由もあります。
格安SIMゆえ通信速度が低いことはしばしばありますが、出先でちょこっと作業するには大変重宝します。スマートフォンのテザリング操作が不要ですし、スマートフォンのバッテリーの消耗を心配することなく通信を利用できます。出先ではWebサイトを検索・閲覧しつつ文書作成したり、メールを読み書きしたりします。いずれもテキスト主体の作業なので、格安SIMのデータ使用量の制限内で利用できそうです。
まとめ
というわけで、T2とBluetoothキーボードを併用して不満を覚えていた人なら、T3への移行をお勧めします。それ以外ならT2を使い続けて何ら困らないかと。それと利用場所が自宅内のみならWi-Fiモデルで十分ですが、もし持ち出す可能性があって価格差を許容できるなら、LTEモデルの方が格安SIMを使いたくなった時に有利でしょう。
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