スマートフォンで静かな時報を。
何かしていて、気付いたら「あっ、もうこんな時刻!?」ということがけっこうあります。それで問題が無ければ良いのですが、たいていは時間の浪費とか遅刻ということになるので、スマートフォンで「静かな時報」を利用することにしました。
私が使っているスマートフォンはauのIS05で、Android 2.3が動いています。その環境で重宝しているのが「Tasker」というプログラム。インストールしただけでは意味がなく、「自動的に実行させたい機能やその条件を指定する」という、ちょっとしたプログラムを仕込めるようなユーティリティです。
例えば「イヤフォンを差し込むと音楽プレーヤーが起動する」とか、「Googleマップでだけ、画面の回転を有効にする」とか。各種の状態やイベント、それに対応して実行できる動作・機能が多数あるので、工夫次第でかなり便利になります。その利用例の一つが「一定の間隔で何らかの処理を実行する」というもの。今回は6時〜24時の毎00分と毎30分に、バイブレータで時報を「鳴らす」という動きを設定してみました。設定の詳細は後述します。
従来、バイブレータ機能付きの小型タイマーを持ってみたこともありますが、小物が増えるのは避けたいし、つい持ち忘れたりも。PCの画面上にメッセージを表示する方法も試行中ですが、作業に没頭していると意外に気付かないんですね。打ち合わせなどでPCの前から離れると当然、気付きませんし。常に身近なところに置いておきたいという点で、スマートフォンは最適でした。普段はウエストポーチに入れて携行しますし、そうじゃない場合には机の上に置いてありますので、どちらにしても確実に時報に気付きます。
30分毎に振動すると気が散るのでは?とお思いかも知れませんが、試してみたら邪魔にはなりませんでした。普段からマナーモードでメールが着信すると振動しているからかも知れませんが。振動のパターンを変えてあるので、メールと時報は容易に区別できます。
時報によって、今実行している作業を意識することができたり、その時点で時間配分の確認を自身に促したりできます。同時に長時間の座りっぱなしを自覚して少し歩こうというきっかけにもなるので、痔の治療後の私には必要な機能だったかも。
同種の機能は専用アプリケーション(myメロディー時報など)でも利用できます。私の場合はTaskerを使っていて、それで実現できたというだけで、試す場合にはお好みのアプリケーションでどうぞ。また、似た機能のアプリケーションで「ポモドーロテクニック」に関するものも複数あります。いくつか試したものの、いずれも「25分作業、5分休憩」という手法を反映していて、単純な時報としては使いにくいものだったため、利用には至りませんでした。
ひとまず、自分に対して「30分経ったぞ」というきっかけを与えて、時間の浪費を防止するという目的には十分に有効そうです。「超」整理手帳での簡単なライフログを記録したり、ToDoリストを確認して作業を調整したり…しばらく運用して効果を確認しようと思います。
以下、設定手順です。ご参考まで。細かいことをいうと「ポーン」が3秒遅れるはずですが、利用には支障ないので気にしていません。(^_^;
- 新しい「Profile」を作成。
- 「Context」から「Time」を選択。
- 「From 6:00、Repeat 30 minutes、To 0:00」を設定。
- 新しい「Task」を作成。
- 「Action Category」から「Alert」→「Vibration Pattern」を選択。
- 「Pattern 0,200,800,200,800,200,800,1200」を設定。「ピッ、ピッ、ピッ、ポーン」ですね。
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