タブレットPCがLubuntuで復活?
ある所にWindows 7を搭載したタブレットPCがあります。画面の表示はきれいなのですが、動きが全体的に遅いのが難点。そのせいか不人気で、ほとんど出番がありません。このままではもったいないので、活用する道を模索してみました。
要因は?
そのタブレットPCは「オンキョー TW317」という機種。主な仕様は10インチ液晶ディスプレイ、ATOM N450プロセッサ、メモリ 1GB、SSD 32GB、Windows 7といったところ。省電力で非力なプロセッサゆえ、動作におけるもっさり感はやむを得ませんが、Windowsにせよアプリケーションにせよ、起動時の待ち時間は予想以上の長さ。
ネット上の検索結果によると同機種の遅さは有名らしく、主たる原因は内蔵SSDの遅さとのこと。一般的にSSDはアクセスが高速なはずですが、この機種の場合はとにかく書き込み速度が遅いのですね。内蔵SSDを高速タイプに換装して、状況が大きく改善した事例もありました。
試しに…
内蔵SSDの換装は少々敷居が高いので、手軽に試せる方法としてUSBメモリからLubuntuを起動させてみました。書き込み回避による高速化を施したものです。BIOSで起動ドライブの優先順位を変えて、USBメモリにインストールしたLubuntuが起動するようにしたところ、USB2.0規格のUSBメモリながらなかなかに軽快な動作を見せてくれました。ATOMプロセッサで動いていることを勘案すると、かなり健闘している感じです。
但しLubuntuがタブレットPC用にはなっておらず、外付けキーボードをつながないとログイン時のパスワードを入力できません。画面上に仮想キーボードを出すのはLubuntuでも可能なれど、ログイン画面でそれを有効にするには…?調べてみなくっちゃ。
確認
WebブラウザにGoogleハングアウトのプラグインを組み込んで、TW317の内蔵カメラを利用できることも確認できました。ビデオハングアウトの場合にはプロセッサの負荷が心配ですが。
何はともあれ、同タブレットPCは使い方次第でまだ出番を作れそうです。
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