外出先であなたのノートPCの画面が丸見えになっていませんか?
2017年1月の記事になりますが、「出先でノートPCを使って仕事している人がいて、その画面が丸見えなんだけど大丈夫?」といった内容のものを拝読しました。
その指摘はもっともな話で、私の勤務先でも覗き見は情報セキュリティリスクの1つとして対策を講じています。
意外と見えちゃいます。
時々、出張に行く機会がありまして、高速バス、飛行機、鉄道といった交通機関を利用します。そうすると多くのビジネスマンがノートPCを開いて仕事をなさっています。また、搭乗口や駅、カフェなどでもしばしば同様の光景を目にします。
その際に毎回思うのが「けっこう見えてますよー」ということ。以前には空港の搭乗口で出発を待ちながら、やや大きめのノートPCでプレゼンテーションの確認をしている人がいて、斜め後ろの椅子に座っていた私からは覗くまでもなく内容が見えておりました。
周囲を疑いまくるのはどうかと思ったりもしますが、仕事で扱う情報を画面に出すのであれば、それが周囲に見えていないかどうかは意識する必要があると感じます。
プライバシーフィルターはいかが?
現状で覗き見に対しておそらく最も有効な対策はプライバシーフィルターを装着することでしょう。ちゃんとした商品なら斜めから画面を覗き込んでもほぼ真っ暗で何も見えません。
勤務先では3Mの製品を採用しており、社外でノートPCを使う時には必ず装着することと定めています。画面のほぼ正面からはきれいに見えますが、斜め45度ともなるとバックライトが点灯しているかどうかすら分からないほどに効きます。
逆に少人数で打ち合わせる際には見にくくてたまらないので、取り外しが容易であることを要求する利用者がいるくらいです。未経験の方にはぜひ一度、試してみていただきたいです。
問題点もあったり。
世に出回っているお手頃価格のプライバシーフィルターの中には、装着すると液晶画面に縞模様(モアレ)が見えてしまうものもあります。フィルターを選ぶ際には事前の情報収集とある程度の割り切りが必要でしょう。
タブレット的に画面の縦横を切り替えて使う端末の場合には、プライバシーフィルターを使いにくいという問題もあります。フィルターの構造上、左右には効くものの上下の角度では見え方が変化しないものがほとんどなので、画面の縦横を変えると扱いにくくなります。中には上下左右の全てに対応しているフィルターもありますが、かなりの少数派のようです。
セキュリティ対策を検討してみませんか?
スマートフォンや小型のタブレットなら自分の体で画面を隠せることもあり、覗き見対策の必要性はそれほど高くないかも知れません。大画面のタブレットやほとんどノートPCのような使い方を外出先でするようなら、何らかの対策を講じる方が良いかも。私的な用途ならともかく、出先で仕事をするかたならぜひご一考を。
コメント
You can follow this conversation by subscribing to the comment feed for this post.