通信中継ソフトウェア「stone」でまた助かりました。
利用しているシステムの一つには、異常などをメールで通知する機能があります。管理(監視)画面をずっと見守ってはいられないので、システムの状況を素早く把握できる通知メールは大いに助かっています。
届かない…
それがある日を境に、システムからの通知メールが全く届かなくなりました。原因は通知メールの送信に使っているSMTPサーバのIPアドレスが変化したこと。
システムの仕様上、SMTPサーバの指定にホスト名を使えず、IPアドレスで指定する必要があるのです。そのため、システム導入時にSMTPサーバのIPアドレスを調べて設定してありました。
今回のメール不達を受けて確認したところ、SMTPサーバのホスト名には変更がなかったものの、そのIPアドレスは別物に変わっていました。なるほど、通知メールが届かないわけです。
SMTPサーバの現在のIPアドレスをシステムに設定すれば、メール送信は復旧します。ただ、今後も同様の自体が発生するかも…。
中継ソフトウェア
システムの設定がIPアドレス専用であり、どうやってもホスト名は使えないのであれば、別の方法でホスト名を扱えるようにしましょう。
そこでとても重宝するのが「stone」という名のソフトウェアです。ネットワーク上の通信データを中継することに特化していて、任意のホスト間で色々なデータを中継できます。
今回はポート25(SMTP)で待ち受けていて、受けたデータを本来のSMTPサーバへ転送するように設定しました。「本来のSMTPサーバ」の指定にはホスト名を使えるので、もし今後、IPアドレスが変わっても大丈夫。
あとはシステムの設定で、stoneが動作しているIPアドレスを通知メール送信サーバとして指定すれば、対策完了。実際、そのように動作することも確認できました。
多謝!
「stone」は他の場面でも稼働中であり、今回の事例を加えてますます手放せなくなりました。小さくて、汎用性があり、動作は安定。良いソフトです♪
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